マクドナルドがグルメハンターを唸らせた驚きの手法

なんとなくファーストフードって低品質ってイメージがありますよね。

安くて、早く出てくるわけだし。

 

でも、もしかしたらそのイメージ、

「固定概念」なのかもしれません・・・

 

そう思わせられるような事例を紹介します。

 

INFORMATION

クライアント:マクドナルド

商材    :ファストフード

実施時期  :2016/05/26

実施国   :アメリカ / ロサンゼルス

 

BACK GROUND

ファストフード店は質が低い食材を使っている、という先入観を持たれている。

 

MISSION

マクドナルドは高品質な食材を使っていることを正しく伝えること。

 

 IDEA

 ここはロサンゼルスにあるおしゃれなお店。

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そこにグルメ・インフルエンサーたちが招かれた。

 

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招待者はなんと超有名シェフ!

彼がとある新食材を試したい、とのことでこの会が開かれた。

 

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とっても美味しそうな料理。

 

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堪能するインフルエンサーたち。

 

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お腹も満たされ、最後のデザートを楽しんでいると、衝撃の事実が・・・

 

 

 

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!?

 

 

 

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そう、なんとその日振る舞われた料理は、

全てマクドナルドが使っている食材から作られていたんです!

 

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これにはびっくり仰天!

彼らの固定概念が覆された瞬間ではないでしょうか。

 

RESULT

 数字情報なし。

 

OPINION

good point

 一流シェフにマクドナルドの素材を使ってもらう、というアイデアよりも、

それを「インフルエンサーに食べさせる点」が光る施策です。

彼らが認めれば、説得力が一段と増しますよね。

 

またこれにより体験型PRの弱点である、

「体験者と傍聴者の温度差」を見事に埋めていると思います。

重要なのは実際にマクドナルドで出来た美味しい料理を食べることではなく、

説得力がある人がマクドナルドを認める点にあるからです!

 

bad point

体験者たちが「素材がマクドナルドだった」と最後に認識できるもう一工夫が欲しかった・・・

ロゴを見せるだけだと極論、「一流食材を使って、最後にマックでした」と

嘘をついていても成り立ってしまう。