お腹の赤ちゃんがサッカー対決!?
「子供ができたら何をさせよう」ってたまに考えますよね。
でもその時に思い浮かぶのは自分がやってきたことであったり、
はたまた自分が挑戦したけど叶わなかったものであったり。
そんな固定概念をぐるりと変えてしまう事例を、本日はご紹介します。
【INFORMATION】
クライアント:Estudiantes De Caracas
サービス :サッカーチーム
実施時期 :2016/05
実施国 :ベネズエラ
【BACK GROUND】
南米に住む多くのお父さんたちには、
「将来自分の子供にサッカー選手になってほしい」という願いがある。
しかし一方で、同じ願いを持つお母さんは少ない。
【MISSION】
お母さんの同意を得て、より多くの子供達にサッカー選手を目指してもらうこと。
ひいては、Estudiantes De Caracasに優秀な人材の種を集めること。
【EXECUTION】
ベネズエラに設けられた、一見怪しげなシアタールーム。
そこに呼ばれたのは・・・
妊娠28週目を迎えた、10人の妊婦さん。
と、その旦那さんたち。
お母さんたちのお腹にモーションセンサーが取り付けられる。
そしてシミュレーションソフトを用いて、あることが行われる。
それは・・・
サッカー!
妊娠28週目というのは、お腹の中の赤ちゃんが頻繁に動き出す時期なんだそうです。
赤ちゃんがお腹を蹴ると・・・
画面内の赤ちゃんたちもボールを蹴りだす!
その様子にパパとママはびっくり!
白熱する試合展開に、
パパママは我が子を必死に応援!
そしてゴールが決まると・・・
この喜びよう!
「この子は将来サッカー選手かしら!」
そんな会話が聞こえてきそうです。
まだ生まれる前の子供の、サッカーの才能に気づかせる
予想外のアイデアでした。
【RESULT】
クラブが持つサッカー教室への申し込み数が、
わずか一ヶ月の間に、かつての年間記録を突破。
【OPINION】
good point
今回のターゲットはお母さんであり、
実際にお腹にいる赤ちゃんにサッカーをしてもらうという
ユニークな切り口で、PRバリューを持たせた点が素晴らしい!
bad point
動画を見た人が直接申し込みに繋がるのか、という点では疑問が残ります。
「こうしたあったかい取り組みをするチームなんですよ」を伝えたかったのか・・?
未来のスーパースターが誕生するきっかけになったかもしれませんね。