ネット民のイライラ性を逆手に取った、スニッカーズらしいユニークなキャンペーン!
ネットの世界では、常に怒号が飛び交っています。
面と向かっては言えないようなことも容赦なく・・・
本日ご紹介する事例は、
そんなネットの現状を逆手にとった、
ユニークな施策となっています!
【INFORMATION】
クライアント:Snickers
商材 :菓子
実施時期 :2016/05-
実施国 :オーストラリア
【BACK GROUND】
企業は自分たちの存在意義を伝える機会を、常に探している。
【MISSION】
ブランドのタグラインである、
"You're Not You
When You're Hungry"
をユニークに伝えること。
【EXECUTION】
ネットの世界では、みんないつも怒っている。
「この靴下って何色?青?」
‐「金色だよばーか」 ‐「お前なんか嫌いだ」
‐「どうみても赤だね」 ‐「お前は過去最高のくそったれだ」
なんでないことに対しても鋭いコメントが飛び交う。
こんな状況を逆手にとったユニークなキャンペーンが・・・
HUNGERITHM
独自のアルゴリズムを作った。
(訳すと「腹ペコイズム」?)
ツイートなどに代表される「ネットの声」が吸い上げられる、という仕組み。
これによりネットの怒り具合を可視化して、
怒れば怒るほどスニッカーズの値段が下がる仕組みを作った!
(10分毎に更新)
例えば雨が降ったら67セント。
デモが起きたら59セント。
隕石が降ってきたら50セント、安くなる。
「安い!買おう!」って思ったらバーコードを発行して、
1時間以内にセブンイレブンで提示すると、
格安でスニッカーズを食べられちゃう!
YOU'RE NOT YOU
WHEN YOU'RE HUNGRY:
「あなたはあなたじゃない。お腹が空いてる時はね」
【RESULT】
キャンペーン継続中(6/28まで)
【OPINION】
good point
怒りに溢れているというネットの特性に着目し、
場所をセブンイレブンに限定し、
なおかつタグラインをきちんと伝えている。
構図がきちんとはまっていて素晴らしい!
bad point
このキャンペーンによる収支が気になるところ。
この案件が元々値引きからスタートしたのか、
はたまたサンプリングからスタートしたのか・・・
いずれにせよスニッカーズのポップさが伝わってくる、
ウィットさに富んだキャンペーンでした!
怒り