悪者はあぶり出す!障がい者専用駐車場から健常者を追い出してしまう、デジタル装置
健常者による「障がい者用駐車場」の利用は、
全世界で起きている問題です。
そんな中、メキシコが改善へと向かう取り組みを始めました。
【INFORMATION】
クライアント:メキシコ モレリア市
商材 :自治機能
実施時期 :2016/05-
実施国 :メキシコ
【BACK GROUND】
健常者による障がい者専用駐車場が使われている問題に関して、
幾度も警告を続けてきたが、未だ改善が見られない。
【MISSION】
健常者が利用できないようにする、仕組みを作ること。
【EXECUTION】
健常者の障がい者専用駐車場、利用問題。
メキシコが提示したその解決策が・・・
Disability識別機
仕組みはこう。
装置に取り付けられたカメラが、
車のナンバープレートを識別。
障がい者マークが認識されれば、そのまま駐車することができる。
もしなければ・・・
「60秒以内に退去しなさい」のメッセージが表記される。
それでも退去しなければ・・・
装置から市の運輸省へナンバープレートの情報が送信され、
警告書が発行される。
運輸省側には、違反をした車のデータが記録される。
これらの装置が大学やショッピングモールなど多くの場所で設置され、
問題改善へと繋がった。
【RESULT】
ニュース番組に大きく取り上げられ、
ネット上では賞賛の声が大きくあがった。
(数値的なデータはなし)
【OPINION】
good point
長年問題視されていたことに対して、
デジタルの力によって改善へと向かわせる点が素晴らしい!
また仕組みも非常にシンプルなため、高い普及率が見込めると思います。
bad point
間違いなく健常者による利用は減少すると思いますが、
この問題の本質に関しては、何も改善されていないと思います。
本当の問題は、
「自分が停めている間くらい、障がい者は来ないだろう」
だと考えます。