「献血はボランティアから義務へ」インドで行われた献血促進キャンペーン

 

献血協力者が少ないことは、世界的な課題となっています。

各国あらゆるアプローチをしている中で、

インドは思い切った施策を打ってきました。

 

 

INFORMATION

クライアント:インド赤十字社

商材    :輸血

実施時期  :2016/05-

実施国   :インド

 

BACK GROUND

インドでは献血に行く人が極めて少数であった。

驚くことにその数、人口の僅か1%

輸血ができないがために、交通事故による死者が続出していた。

 

 

MISSION

インド国民が献血に行くようになること。

 

 

EXECUTION

 (キャプチャがとれないため、文字のみでの説明とさせていただきます。)

 

イデアは極めてシンプル。

血を「寄付」するのではなく、血を「預ける」ようにする。

 

自分が献血した回数がアプリで管理される。

1)ケガを負った時にストック分を引出すことができる。

2)自分の家族や友人が血を必要としている時には、

  自身のストックをシェアすることができる。

 

献血を「ボランティア」から「義務的な行事」に変えた。

 

 

RESULT

 本キャンペーンに関して、

Twitter     2,891,081リツイート

Facebook   1,584,098リーチ

Instagram      28,824インプレッション

 

100万人がアプリを登録した。

 

 

OPINION

good point

このキャンペーンのミソは「アプリ」にあると思います。

 輸血に関するデータを手軽に管理できることが、

人々に利用してもらうための障壁を取り除く要因になっていると考えます。

 

輸血のための血が足りていないことは昔からある課題ですが、

技術の発展のによって、解決に向かっていると言えるでしょう。

 

bad point

ホームページを見てみましたが、

献血非対象年齢者や、献血に適さない健康状態にある人に

関する記載がありませんでした。

これらの人たちには、従来と同じ形式で輸血が行われるのでしょうか?