クラクションを我慢すれば景品がもらえる!インドで行われた騒音防止キャンペーン
【INFORMATION】
クライアント:印スズキ
商材 :自動車
実施時期 :2016/06-
実施国 :インド
【BACK GROUND】
人口数世界2位のインドは、車の数も多い。
道を埋め尽くす車にイライラしたドライバーが、
クラクションで爆音を鳴らし、街は騒々しい有様になる。
インドにおけるカーブランドシェアの大部分を占めるスズキは、
この問題を解決する責任があると感じていた。
【MISSION】
インドのドライバーがクラクションを鳴らす回数を減らすこと。
【EXECUTION】
町中に響き渡るクラクションの音。
驚くことに、交通整備員の75%が聴覚ダメージを負っている。
最多のシェアを誇るスズキは、この問題を解決する責任がある。
そのためにスズキが見出したアイデアが・・・
クラクション数計測デバイス
ダッシュボードに取り付けられたデバイスが、
クラクションの音を記憶し、回数を計測する。
そしてクラクション数を減らさせるモチベーションが・・・
回数が少なければ少ないほど、豪華なギフトをもらえる
というもの。
これらの情報はアプリで管理され、
走行距離に応じて回数を評価し、
スズキからドライバーに車関連のグッズが贈られる。
(ケアキット、ハンドルカバー、ドアバイザーなど)
この取り組みにより、NO PO POユーザーのクラクション回数が、
なんと43%も減少した。
NO PO POは、スズキの車に標準搭載されることが検討されている。
【OPINION】
good point
まず、 インドのクラクション問題に対してスズキが責任を感じ、
解決に乗り出した姿勢が素晴らしい。
設計も非常にシンプルであり、高い普及率が見込まれる。
bad point
NO PO POを搭載させる理由づけがギフトだけのため、
現状では景品狙いの人々しか取り込めていないのが残念。。