皆が願えば願うほど早くオープン!KFCの新店オープンキャンペーン
【INFORMATION】
クライアント:ケンタッキー
商材 :ファストフード
実施時期 :2016/05-
実施国 :フランス
【BACK GROUND】
フランスではケンタッキーが大人気!
多くのファンから新店オープンが望まれている中で、
新店建設のスピードが追い付いていなかった。
【MISSION】
新店建設のための人件費を捻出すること。
【EXECUTION】
KFCフランスは多くのSNSフォロワーを抱え、
ファンの多くが新店オープンを待ち望む声を投稿していた。
そこで考えられたキャンペーンが、
KFC SOCIAL OPENING
SNS上での人々の動きが活発になればなるほど、
オープン日が早まるといアイデア。
具体的には投稿されたハッシュタグの数で、活発度を測る。
そしてどうやって作業工程を縮めるかというと・・・
ハッシュタグの数に応じて、作業員の数を増やす。
これらの数のアクセス・投稿が見られ、
結果的にオープン日が12日早まった!
オープン後には、多くのお客さんが来店しました。
【OPINION】
good point
ひょっとすると、かなり巧妙な仕組みとなっているかもしれません・・・
①ハッシュタグをエサに多くの人の意識を向けさせる
②このキャンペーンによって増えるであろう利益を、
先に建設の人件費として利用する。
③KFC側が負担することなく、オープン日だけが早まる
ハッシュタグは費用が掛からないため、
無から「オープン日を早めた」と言えます。
bad point
利益が出る前の段階で人件費を使うことは、リスクだと言えます。
(ただこれも#の数に比例させているため、リスクも最小化されている・・!)
一見ふわっとした施策ですが、裏には完璧な仕組みが出来上がっている、
不思議な事例でした。