カメラの楽しみを伝えるため、キャノンが街中に最強の講師を招待
旅行に行くとパンフレットを見ながら色んなとこを周りますよね。
でもいざ辿り着いて写真を撮っても、パンフレットのものとは天地の差。
写真って難しいんですよね。
今回ご紹介する事例では、こうした悩みを最新技術によって
解消してくれる施策となっています。
【INFORMATION】
クライアント:Canon
商材 :機器メーカー
実施時期 :2016/06-
実施国 :アメリカ
【BACK GROUND】
せっかくカメラを持っていても、上手に写真を撮れない人が多くいる。
【MISSION】
写真撮影のコツを教えて、カメラの楽しさを伝えること。
【EXECUTION】
ランドマークの前には、カメラを構えている人が多くいます。
でもキレイに撮るのって難しい。
たいていこうなる。
そこで考えられたのが・・・
フォトコーチ
コーチの正体はビルボード。
設置されている場所も、これまたきちんと考えらえていて、
SNSのタグ付から、頻繁に写真が撮られるスポットを抽出し、
その近辺にビルボードを設置する、といった具合になっている。
取り付けられたカメラがその場の状況を分析。
「光の加減、天候、時間、交通状況、イベント情報・・・」
これらを全て分析した上で、最適な撮り方を教えてくれる。
例えば・・・
「夜間」+「交通状況」+「車の速度」
これらの情報が揃うと・・・
「カメラのシャッタースピードを5秒に設定してください」
指示の通りに撮ってみると・・・
まぁキレイ!
「左側の4つのブロックを通り過ぎて、まっすぐ橋を見てみて」
時には穴場を教えてくれたり。
こうした情報が200種類準備されており、
いかなる状況にも対応できるようになっている。
SNSに目を向けてみても、多くの人の写真がキレイになっていったことが分かる。
【RESULT】
ブランドエンゲージメントが1485%上昇
ビルボードのインプレッションが2700万を記録
【OPINION】
good point
「リアルタイムの情報を利用する」というビルボードの特性を、
フルに活用している点が素晴らしい!
またカメラメーカーが「写真を撮る」という
動作自体をデザインしている点が、好感を持てる。
bad point
人によってはビルボードの情報に頼り切ってしまい、
一向に写真技術が向上しない人がでてきそう・・・